天(tin)

昨日、宮古島出身のビートル・クラッシャーを紹介しましたので、本日は、宮古島繋がりで下地勇を紹介しようかと。

下地勇の歌は、全てが宮古島の方言で歌われていて、宮古島出身の人以外は、全く意味が分からないと思います。それでも彼の歌はなぜだか胸を打たれます。外国の曲を聴き、歌詞の意味は分からないが感動することがあるように、僕は、下地勇の歌を聞き同じような感動を覚えました。

この曲は、下地勇のファーストアルバム"天(tin)"の10曲目に収録されています。
ワイドーとは、宮古島の方言で「頑張れ」という意味です。

昨年、宮古島は最大瞬間風速74.1m/sを記録するもの凄い台風に見舞われました。電柱は倒れ、家の窓ガラスは割れ、何日間も電気が止まる等、本当に恐ろしい台風でした。宮古島に住む友人は、「まるで戦争があったようだ。」とその時の状況を話していました。

台風が去り、しばらくは、その被害の大きさを現実のものとして把握できませんでした、そんな時、下地勇はいろいろな場所でチャリティーライブを行い、この歌を高らかに歌っていました。「ワイドー。ワイドー。」涙が出そうになりました。

良い曲です。