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黒いピラミッド
福士 俊哉
KADOKAWA
2018-10-31



Tairaオススメ度:★★☆☆☆
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聖東大学のエジプト研究室で起きた殺人事件。
それは、若手講師・二宮智生が犬のマスクを被り研究室に乱入、教授を鉄パイプで撲殺したのち屋上から投身自殺するという陰惨なものだった。
「黒いピラミッドが見える……あのアンクは呪われているんだ……」
二宮の最後の言葉を耳にした同期の日下美羽は、「呪われたアンク」に導かれるようにエジプトの地へ降り立つ。
持ち主が変わるたび、連鎖するように引き起こされた事件は本当にアンクのせいなのか?
アンクが発掘された呪われた遺跡とは?
辿り着いた終着の地で、美羽が目にしたのは――。
文句なしの受賞!
ホラー大賞最後の受賞作!
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今ひとつ物語に入り込めない。そんな薄い印象の作品だった。

僕の読解力が低いせいなんだけれど、何が何だかよく分からない描写が出てきたり、怖い場面なのかそうでない場面なのかがピンとこず、何か事が起きているということは分かるけれど、それが映像として入ってこないような、そんな感想。

冒頭のグロテスクな展開のまま描き切っても良かったのではないかと、偉そうなことを思ってみたりの一冊だった。