Bird Landで素晴らしいかばんを作ってもらった。
店主の学くんに、「今使っているかばんより大きいサイズが良いな」とか「持ち手は2つあった方が良いな」とか「荷物は取りやすいように大きく開くけど、横に倒しても荷物が出てこないように上部が留められると良いな」とかとか、いろいろな相談をして、二人で話し合って出来上がったのがこのかばん。
シンプルだけど、どのメーカーにもないような柔らかい雰囲気のデザインに大満足。
デザインはシンプルだけど、かばんの中には大きく一つ仕切りを入れてもらったり、内側の側面にはたくさんのポケットを付けてもらうなど、使い心地と使い勝手の良さは抜群だ。
ポケットの横幅や深さもちょうど良くて、財布や携帯電話はもちろん、僕は薬や文房具とかをポーチに入れて持ち運んでいるので、それらのポーチも測ったかのようにすっぽり収まるサイズ感に感激。
かばんの形は、トートバッグとバケットバッグの中間くらいを目指しつつ、上部の真ん中と両サイドにつけた3つのボタンを留めると、両サイドのボタンの部分が内側に少し沈み込んで、かばんの横側が丸く膨らむデザイン。これが本当にかわいい。
表側のデザインは極力シンプルに仕上げてもらいつつ強度を確保してもらうために、持ち手からぐるりと一周補強の革を縫い付けてもらった。
そして、アクセントとしてコインケースやキーホルダーを付けられるDカンを1箇所に付けてもらった。
今はブラックミーンズのコインケースを付けててとても良い感じ。
持ち手は、手持ち用と肩掛け用の2つを付けてもらった。
手持ち用の持ち手を使うときは肩掛け用を外側にパタンと倒して、肩掛け用の持ち手を使うときは手持ち用の持ち手を内側にパタンと折りたたむ、そんな気が利いた素敵な工夫もされている。
肩掛け用だけだと、スーツを着たときにその部分がしわになるのが気になるし、手持ち用だけだと両手が使えないっていう不便さがある。このかばんはそれらの課題を完璧に解決してくれているという訳。
かばんの底は、強度を上げるために底の部分の革だけ厚い革にしてもらいつつ、気軽に地面に置けるように大きくて高さのある鋲をバッチリ打ってもらった。
僕は出張や出先での会議が多いので、こういう仕様は本当にありがたい。
例えば、駅とかで切符を買うときとか、本屋で立ち読みするときとか、そんな場面に大活躍だ。
上から見たところ。
上部の3つのボタンを外すと、ガバっと大きく開くので、荷物の出し入れがとてもしやすい。
真ん中に仕切りを入れてもらったので、大きなかばん特有の、中に入れた書類が倒れて取り出しにくくなるというデメリットも完全に解消。
サイドにはパソコンを収納するためのポケットをはじめ、たくさんのポケットが付いているので、財布や携帯電話、薬を入れたポーチ、文具を入れたポーチをそれぞれのポケットに収納できて、とても使い勝手が良い。
その上、仕切りの布の部分にもレザーのパイピングを入れてもらっているので、見た目もとても美しい。
時計回りに、MacBookPro、書類、薬を入れたポーチ。ワイヤレスイヤホン、手鏡、練り香水、コインケース、ハンカチ、ペン、名刺入れ、財布、メガネケース、ガジェット系を入れたポーチ、文房具や大切な小物を入れたポーチ、単行本、文庫本。
普段、僕のかばんにはこんな感じに荷物が入っている。これらを全部入れてもまだまだ収納に余裕があるってのは本当に助かる。
特に出張の際に大活躍すること間違いなしだね。片側に着替えを入れて、片側に書類を入れて、そんな使い方も便利そう。
僕はこれまでいろいろなメーカーのレザーのかばんを使ってきたけれど、これほど丁寧な仕上げがあっただろうかというくらい美しい仕上げ。
しっとりとしたベジタブルタンニンレザーの良い部分を惜しげもなく使ってくれているし、何よりも縫製やコバの美しさたるや。
これまで使ってきたかばんの中で間違いなく一番美しい仕上げだと僕は声を大にして言いたい。
このかばんが使い込むうちにどう経年変化していくか本当に楽しみで仕方ない。
学くんの、ものづくりに対する真摯な姿勢と愛情に溢れた、本当に美しくて素晴らしいかばん。
Bird Landのつくるかばんは、もっともっとたくさんの人に知ってもらいたいし、もっともっとたくさんの人に使ってもらいたい。
既製品の中から気に入ったかばんを見つけることももちろん良いけれど、自分のライフスタイルに合わせてつくってもらうかばんの素敵さと楽しさを、機会があれば是非知ってほしいと心から思う。
特にレザーのかばんは、とても長い期間愛用できるので、決して高くない買い物だと思う。
というか、学くんの価格設定はそもそも良心的すぎるんだけどね。
ぜひぜひBird Landに足を運んでほしい。
心から大満足の僕の愛するかばんです。
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