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取り返しのつかないところまで
突っ走って突っ走り方を取り返すのさ
はじめから道なんてないのに
踏み外すことを恐れて
それじゃただの大人だろ
取り返しのつかないところまで
突っ走って突っ走り方を取り返すのさ
はじめから扉なんてないのに
鍵を探し回って
それじゃただの大人だろ
取り返しのつかないところまで
突っ走って突っ走り方を取り返すのさ
どこかに近付いていくことを望んでいるのに
ここから遠ざかることを恐れて
それじゃただの大人だろ
365等分
切り刻んできた季節たち
36度5分
返し続けてきた手のひら
誰も見送らず
誰にも見送られず
地図に載っていない現在地
約束はしないという約束
取り返しのつかないところまで
突っ走って突っ走り方を取り返すのさ
はじめから道なんてないのに
踏み外すことを恐れて
それじゃただの大人だろ
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楽しいことが起こる前にどれだけの辛く苦しいことを経験しないといけないのだろうか。
そんな哲学的なことを考えてみる金曜日の夕方。
僕は今日も竹原ピストルの歌に救われる。
「どこかに近付いていくことを望んでいるのに、ここから遠ざかることを恐れて、それじゃただの大人だろ」
なんてカッコよい詩だろうか。
辛く苦しい苦しいと言い続けて、嫌だ嫌だと嘆くくらいなら、そこから飛び出せば良いではないか。なぜ僕はそれを選ばないのだろうか。
最近、真剣にそんなことをばかりを考えている。
そんな僕は、今日、この歌をあと10回は聴くだろうと。
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