
Tairaオススメ度:★★☆☆☆
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伊豆諸島の東端の須栄島。
高校生の打保椰々子は島民たちからなぜか“呪われた美少女”として避けられていた。
彼女はある日、「災いが来る」という不穏な預言を聞く。
それを皮切りに島では謎の怪異が続発することに。
客船の沈没、頭部の欠けた死体、老婦夫刺殺事件、人喰い鮫、海から這い出してくる大量の死者…。
次々と死人が出る事態に恐れ慄く島民たち。
そんななか、椰々子に好意を寄せる同級生の杜弥は、被害者すべてが彼女の関係者だと気づき…。
立ちはだかる苛烈な運命を椰々子と杜弥は乗り越えることができるのか!?
第21回日本ホラー小説大賞受賞作。
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中盤まではホラー小説としてとても面白く読み進めることができたけれど、外国の富裕層がやってきた辺りから何やら不安な展開に。そして終盤に進むにつれていよいよ迷走し、最終的には何がなんだか良くわからない始末。そんな感想。
いろいろな設定が詰め込まれすぎなので、一つ一つを短編として整理すれば、意外と面白い作品になったのではないかと思わないでもないかな。
文章自体はとても読みやすく、物語のテンポも良かったので、別の作品も一応読んでみようかと思う。
今回は星2つ。
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