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殺す (幻冬舎文庫)
西澤 保彦
幻冬舎
2011-10-12



Tairaオススメ度:★☆☆☆☆

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「もしかしたら幸せなのかな、このほうが」 殺害された女子高校生の遺体発見現場で刑事が洩らすひとこと事。
性的暴行の痕跡はない。
怨恨の線で捜査は開始されたが翌日、またもや同じクラスの女子が全裸で殺害された。
そして、すぐさま第三の殺人。
残酷な女子高校生心理と、容赦なき刑事の異常な行動が交錯する大胆不敵な警察小説。
『猟死の果て』 改題。
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正直な感想を言うと、面白くなかった。

ちょっと拍子抜けすぎると言うか、なんと言うか。

二つの事件が同時進行で語られているのに、それが全く関連性がないという驚きの結末。

多くの要素を盛り込んだ割には、ほとんど回収されないまま結末を迎えてしまうので、後味の悪さだけが残る、そんな読後感だった。

しかも、ジェネレーションギャップをテーマにしたったのか、あまりにも乱暴すぎる現代の若者たちの短絡的で非常識な描き方は、とても不快な気分にさせられた。

あくまでも僕の偏った感想なので悪しからず。