IMG_0076




Tairaオススメ度:★★★☆☆

----------
“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。
幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。
それ以降、秀樹の周囲で起こる部下の原因不明の怪我や不気味な電話などの怪異。
一連の事象は亡き祖父が恐れた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか。
愛する家族を守るため、秀樹は比嘉真琴という女性霊能者を頼るが…!?
全選考委員が大絶賛!
第22回日本ホラー小説大賞“大賞”受賞作。
----------

ぼぎわんという響がまず怖い。と思い読み進め、名前の由来を知りなるほどなと納得。

ただ、物語の内容が、詰め込みすぎたような印象を受けた。

禍々しいものの存在だけでも十分に面白いのい、それが出て来る理由に若干の正当性というか人間側にも悪い部分があるんだよ的な部分が入ってくると、せっかくの恐怖感が薄れるのではないかと。

と言いつつも、怒涛の展開で進む物語のスピード感は読み応え十分で面白かった。

夏なんで、ホラー小説をもっと読みたいなと思う今日この頃。