
”今日の一冊 「疫病神 - 黒川 博行」”がともて面白かったので、この作者の本をもう一冊読んでみたいなって思い手にしたのがこの本でした。
この本は、「疫病神」で活き活きと描かれていた登場人物が再度登場しており、しかも今回は舞台を日本と国外とを行き来するスケールアップした内容となっています。
スケールアップしているのは舞台だけでなく、登場する桑原という人物の格闘場面や、二宮という主人公の毒舌、そんな二人のユーモラスな掛け合い等々、より人間味を増した二人が小説の中から飛び出さんばかりに伸び伸びと描かれています。
特に、この桑原という人物の喧嘩を描いた場面場面はとても爽快で、読み進めながら「よしいけ!そこだ!」と、ついつい声を出して応援したくなったりします。
ホント面白い小説でした。結構お勧めです。
そう言えば、この作者を紹介してくれたセルゲイ君元気ですか。
ジョブ辞めたそうですね。
毎日を楽しんでますか。まあ実際には楽しいと思える日というのがどんな日なのかは僕的にも良く分かっていませんが、少なくとも焦っていては楽しいと思える日を気付くことが出来ないだろうなってことですね。
日々精進ですよ。結局はこれが言いたかった訳ですよ。
コメント
コメント一覧 (2)
以前2時間ドラマで見たのがすごく面白くって
いずれ読もう読もうと思ったままそのままでした。
たくさんある中からどれを読もうか迷っていたのですが
この辺から読んでみようかな。
ハードボイルドといってもコテコテな感じじゃなくて、関西弁が巧みに使われているのでシリアスでもあるしコミカルでもあるし、このバランスが絶妙で結構面白く読めると思います。
「疫病神」とこの「国境」でいえば、「国境」の方が読みやすいと思いますが、「国境」は「疫病神」の続編のような扱いですので、そういう意味では「疫病神」も読んでて損はないと思います。