Mellow Gold

気付けばこの「千夜千曲」も百夜目を迎えました。
嬉しい限りです。
やっぱりやれば出来るんですね。というより、物事の進行系よりも物事を始める瞬間の方が以外に難しいのかも知れないな。って思います。
案外、やってみればどうにかなるもんですよ。とか。

そんな感じで、記念すべき第百夜はこの曲です。
千夜千曲を始めた当初から、第百夜はこの曲と決めていました。
このBlogのタイトルもこの曲を参考に付けてます。

この曲は、BECKのファーストアルバム"MELLOW GOLD"というアルバムの1曲目に収録されています。

弦ゆるいんじゃないの?っていうアコースティックギターのベロンベロンした音に、シンプルなリズムトラックが重ねられ、そこにベックの限りなく力の抜けた歌が合わさった時、僕は奇跡を感じました。

タイトルは「ルーザー」。詞には「俺は負け犬さ、殺っちまえばいいじゃないか」。
この発想をはたして奇跡と呼ばずして何と呼ぶか。しかもデビュー曲である。

この曲の心地良い脱力感が周りを包んだとき、僕は逆に不思議な気力に満ち溢れます。
そういう感じ(どういう感じ?)を、今後この「千夜千曲」で醸し出すことが出来たら幸せだろうなと思いつつ、遥か遠い第千夜を目指す旅に出かけてみようかと。