漸-ZEN-

ちらりと覗いたbounce.comで、今週のイチオシとしてDJ KRUSHが特集されていましたので、ここでもちょこっと書いてみようかと。(結構読み応え十分な記事ですのでオススメです。)

僕が、DJ KRUSHを初めて聴いたのが、沖縄のサウスオブマーケットっていうお店でした。

そこの店員さんがとても良い人で、近くを通るとついつい寄っては無駄話をして、仕事の邪魔をしてしまってます。

そんな感じで、その日も何気なく寄っては立ち話をしていたところ、店内にかなり気になる音楽が流れてきました。
HIPHOPであることは間違いないのですが、バックに優しく流れるドラムとギターの音が妙に心地良くて、そのトラックにのせられたラップもフワリとしつつも力抜けた感じではなくしっかりとしたもので、とにもかくにも、気付けば僕は、他の客のことを顧みず、もう一度その曲をかけてもらいつつ、曲のタイトル等をしっかりメモしてました。

何度も店員さんに感謝の言葉を言いつつ、タワーレコードを目指しました。
その日は青空がとても気持ちの良い冬の日でした。

この曲は、DJ KRUSHの”漸-ZEN-”というアルバムの9曲目に収録されています。

その頃の僕は、あまりHIPHOPというジャンルを聴いていなかったのですが、この曲で、ジャンルの好き嫌いをしている自分がすごく馬鹿らしく感じたことを覚えています。

といっても、このアルバムはHIPHOPな曲だけでなくて、アンビエントな感じの曲や、少しJAZZの香りを感じさせる曲までと、全曲を通して、ゆっくりとした夜の時間を過ごすにぴったりな一枚じゃないかと思います。