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Tairaオススメ度:★★★★★
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多くの犠牲者が出た1998年度の“災厄”から3年。
春から夜見北中三年三組の一員となる生徒たちの中には、3年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。
“死者”がクラスにまぎれこむ“現象”に備えて、今年は特別な“対策”を講じる想たちだったが、ある出来事をきっかけに歯車が狂いはじめ、ついに惨劇の幕が開く!
相次ぐ理不尽な“死”の恐怖、そして深まりゆく謎。
“夜見山現象”史上最凶の“災厄”に、想と鳴はどう立ち向かうのか―!?
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とても面白く読み応えのある物語だった。

膨大なページ数だったけど、それだけ物語に深みがあり一気に読み進めることができた。

いろいろ気になる部分はなくはないけれど、本シリーズならではの独創的な設定の面白さが微細な矛盾を圧倒的に上回る、そんな印象。

ミステリーの醍醐味を堪能できる素晴らしい作品だった。