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黒牢城 (角川書店単行本)
米澤 穂信
KADOKAWA
2021-06-02



Tairaオススメ度:★★★☆☆
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本能寺の変より四年前、天正六年の冬。
織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。
動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。
事件の裏には何が潜むのか。
戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。
デビュー20周年の到達点。
『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。
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僕は歴史物の小説が苦手なので、なかなか作品に入り込めないまま読了したという感想。

登場人物の名前も覚え難くて、この人は誰だったっけと読んでは戻りを繰り返してしまった。

ただ、戦国時代だからこそのミステリー的な仕掛けは、なるほどなと納得の展開。

とても評価が高い作品だけれど、それほど斬新な作品ではないのではないかと思わなくもない、そんな偉そうな感想です。