
Tairaオススメ度:★★★☆☆
----------
お嬢さん、十八かそこらで、なんでそんなに悲しく笑う――。
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、腕を買われ暴力団会長の一人娘を護衛することに。
拳の咆哮轟くシスターハードボイルド!
----------
疾走感あふれる物語の展開で、あっという間に読み進めることができた。
バイオレンスな描写も、グロテスク一歩手前の爽快さを感じさせる描写なので、意外とスッキリした読後感。
展開が早いので、どういう結末を迎えるんだろうとワクワクした気持ちで読み進めていたけれど、あまりにも意外というか、強引とも思えなくもない結末に、少々がっかりしたってのが正直な感想。
練られた筋書きというよりも、途中で物語を放り投げたようなそんな印象も受けなくもない。
中盤まではとても面白かったので、そのままありきたりな展開でも良いので、思いきり描き切って欲しかったな、そんな偉そうなことを思った作品だった。
コメント