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我々は、みな孤独である
貴志祐介
角川春樹事務所
2020-09-15



Tairaオススメ度:★★☆☆☆
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探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。
前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。
果たして犯人の正体を暴くことはできるのか?
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何が何だかわからない、そんな物語だった。

物語の序盤では、広げられていく謎がどう回収されるのだろうかと、どういう展開に帰結するのかと、とても楽しみに読み進めていたけれど、途中から、この物語は、現実的な話ではなくファンタジーな内容なのだということに気づき、急速に興味が失せてしまった。

リアリティか、ファンタジーか、そのどちらかに振り切れば面白かったのかもしれないけれど、残念ながら、この作品はそれがうまく整理できていないように思う。

貴志祐介の久しぶりの新作だっただけに、とても残念な気持ちになってしまった。