D4CA02B6-EB2E-4B22-AC1D-28A967C53DE3

ことり (朝日文庫)
小川 洋子
朝日新聞出版
2016-01-07



Tairaオススメ度:★★★★★
---------
人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。
二人は支えあってひっそりと生きていく。
やがて兄は亡くなり、弟は「小鳥の小父さん」と人々に呼ばれて…。
慎み深い兄弟の一生を描く、優しく切ない、著者の会心作。
----------

素敵な物語だった。

静かに慎ましい日々が素晴らしいということを、この物語から僕は学ぶことができた。

小鳥のさえずりに耳を傾け、日々を丁寧に大切に過ごす。

そして季節の移り変わりを慈しむ。

僕は、目先の派手さと騒々しさばかりに気を取られて、慌ただしく過ごすことこそが充実した日々だと勘違いしていたのかもしれない。

この本に出会えたことをとても嬉しく思う。