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妖の掟
哲也, 誉田
文藝春秋
2020-05-14



Tairaオススメ度:★★★☆☆
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盗聴器の仕掛けがバレてヤクザに袋叩きにあう圭一を気まぐれで助けたのは、坊主頭の欣治と人形と見紛う美貌の持ち主、紅鈴だった。
圭一の部屋に転がり込んだ二人にはある秘密が―
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この前に読んだ「もう、聞こえない」が少し物足りなかったので、次に読んだのも誉田哲也。

「もう、聞こえない」に比べて誉田哲也の世界観が全面に打ち出されていて、読み応えのある作品だった。

やはり誉田哲也の作品は、容赦のないバイオレンス描写と常に不穏な雰囲気を感じさせる作品の方が、圧倒的に面白いなと思う。

この作品も冒頭から物語に一気に引き込まれ、読み進める手が止まらない、そんな面白さを感じることができた作品だった。

ただ、クライマックスから終盤にかけて、突然展開が雑になるというか、ポイって放り出されたような、拍子抜ける展開になってしまうので、それがとても残念に感じてしまった。

作者が途中で飽きたのか、それとも良いアイデアが思い浮かばなかったのか、いずれにしても急激に面白さが半減する、そんな印象を受けてしまった。

しかも、続編が期待できないような放り出され方なので、そこも残念に思う。

そんな感想かな。