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二階の王
名梁 和泉
KADOKAWA/角川書店
2015-10-30




Tairaオススメ度:★☆☆☆☆
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【第22回日本ホラー小説大賞 優秀賞受賞作】
30歳過ぎのひきこもりの兄を抱える妹の苦悩の日常と、世界の命運を握る〈悪因〉を探索する特殊能力者たちの大闘争が見事に融合する、空前のスケールのスペクタクル・ホラー!

選考委員も驚嘆!
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破天荒な大風呂敷が広げられる。総合的な筆力では今回の候補作中、一頭地を抜いていると感じた ――綾辻行人
『悪因研』の活動が、すべて○○であったとしたら、かなり怖いサイコホラー。違った楽しみ方もさせてもらった ――貴志祐介
邪神との闘いという王道のモチーフに果敢に挑んだ力作。読了後、確かにタイトルはこれしかないと、しみじみ納得 ――宮部みゆき
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東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。
30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。
職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。
そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』を名乗り〈悪因〉の探索を続けていた。
〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。
6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。
〈悪果〉を嗅ぎ分ける男・掛井は、同じショッピングモールで働く朋子への想いを募らせている。
そして、掛井の仲間・卓美がある症状を発症し……。
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僕は、上記の選考委員の方々の作品が大好きなので、その方々が絶賛している本ということで手にとってみたけれど、僕的には全く面白いと思わなかった内容だった。

一体何の話をしているのか、今誰が誰に話しているのか、常にそんなことを考えながら読み進めていて、正直途中で何度も読むことをやめようかとさえ思ってしまった。

きっと僕の理解力の低さが原因だろうと思うけど、読み終わった後でも、何の話をしていたのか実はよく理解できていない。

日本ホラー小説大賞を受賞されている作品なので、読む人が読めばその面白さが理解できるのだろうと思うけれど、僕には全く理解できず、とても残念。