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何者 (新潮文庫)
朝井 リョウ
新潮社
2015-06-26



Tairaオススメ度:★★★★★
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想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。
就活対策のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月、理香らと集まるようになるが――。
衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。
瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。
だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。
直木賞受賞作。
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物語の登場人物たちがあまりにもリアルで、僕はどのタイプに当てはまるだろうかと、そんなことを考えながら読み進めた。

自分は他人とは違うんだと思う人。
人からどう見られるかばかりを気にする人。
そういう人たちを俯瞰しているつもりの人。

きっと僕は、その全てだろうななんてことを思ってみたり。

就職活動という人生の大きな岐路に立たされた人を描きながら、人としてどう生きるかという命題を突きつけているような、そんな読後感だった。

とても素晴らしい小説だ。