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さよならの手口 (文春文庫)
若竹 七海
文藝春秋
2014-11-07



Tairaオススメ度:★★★★☆
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仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた!
探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。
入院した病院で同室の元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。
当時娘を調査した探偵は失踪していた――。
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葉村晶シリーズを初めて読んだ。

軽やかなテンポとは裏腹に、どこか翳りのある雰囲気と、起きる事件の凄惨さとのギャップに、物語にどんどん引き込まれていく。

いろいろなことが起きすぎているのではと思う場面もあったけど、そのどれもをきちんと回収しているし、出来事同士を必要以上に関連させていないので、とても読みやすく、本筋の部分に集中して考えを巡らせることができた。

ミステリーという枠の中で、きちんとミステリーを描いている。そんな正統派のミステリー小説ではないかと僕は感じた。

葉村晶の全シリーズを読んでみようと思う。

とても面白い小説だった。