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Tairaオススメ度:★★★☆☆
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廃病院に集まった十二人の少年少女。
彼らの目的は「安楽死」をすること。
決を取り、全員一致で、それは実行されるはずだった。
だが、病院のベッドには“十三人目”の少年の死体が。彼は何者で、なぜここにいるのか?
「実行」を阻む問題に、十二人は議論を重ねていく。
互いの思いの交錯する中で出された結論とは。
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納得いったようないかないような、そんなややモヤモヤした読後感。

死にたいと思う理由は、もちろんそれぞれで違うと思うけれど、そのどれもが腑に落ちない理由というか何というか。

それでいて、十三人目の存在も、果たして語られる程の謎なんだろうか。

と言いつつも、最後まで一気に読み進める事ができたので、これはこれで物語に没入できたということなんだよなと。

もちろん、面白いか面白くないかでいうと、面白い小説であったことは間違いなくて。

こんな感じで、何とも言い難い小説だった。

この物語を映画でどう表現するのかとても興味深いので、時間があれば映画も観に行きたいと思う。