
Tairaオススメ度:★☆☆☆☆
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二年C組の問題の多さには、呆れますね―
教頭の言葉が突き刺さる。
また私のクラスの生徒が行方不明になった。
これでもう4人だ。
私はその失踪にあの子が関係しているのではないかと恐れている。
宮田知江。
ある時から急に暗い目をするようになった女生徒だ。
私は彼女の目が恐い。
でもそんなことは、これから始まる惨劇に比べれば些細なこと。
なぜなら私は、夜の教室で生徒24人が死ぬ光景を目にすることになるのだから…。
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ホラー小説なので、そもそもリアリティのある物語展開は期待していなかったけれど、リアリティラインの設定を現実的なところに置きたいのか、フィクションとしたいのか、それがとてもブレているように感じて、その世界観に全く入り込むことができなかった。
タイトルのインパクトと、物語冒頭の勢いが良かっただけに、その後も何か面白い展開があるのかもしれないと最後まで何とか読み進めてみたけれど、結局その後は意外性のある展開もなく、むしろ無理やり意外性を盛り込もうとしている感が逆に物語を失速させているような、そんな印象を受けた。
今回は星1つです。
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