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QJKJQ (講談社文庫)
佐藤 究
講談社
2018-09-14



Tairaオススメ度:★☆☆☆☆

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17歳の女子高生・市野亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家で生まれ育った。
父は血を抜いて人を殺し、母は撲殺、兄は噛みついて失血させ、亜李亜はスタッグナイフで刺し殺す。
それでも、猟奇殺人の秘密をお互いに共有しながら、西東京市の家でひっそりと暮らしていた。
ところがある日、兄が部屋で殺されているのを亜李亜は発見する。
もちろん警察は呼べない。
そして翌日には母がいなくなった。残されたのは父と亜李亜。
彼女は自分の父親に疑いの目を向けるが……。
第62回江戸川乱歩賞受賞の長編ミステリー。
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帯に惹かれて楽しみに読んでみたけれど、期待はずれも良いところ。

読んでいる間も、読み終わった後も、何の話をしているのか全く理解できなかった。

猟奇殺人鬼の一家というとても面白そうな設定を一つも活かしきれていないどころか、そもそもその設定は必要だったのだろうかと、その設定にすることで余計に話が分かりにくくなっているような。そんな印象を受けた。

台風の日に停電してる中で、ランタンを灯し雰囲気バッチリで読み進めたのに、とてもガッカリの内容だった。

最近、面白い本に出会えないな。