Tairaオススメ度：★★★★★

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神降市に勃発した連続猫殺し事件。
芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。
町が騒然とするなか、謎の転校生・鈴木太郎が犯人を瞬時に言い当てる。
鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。
鈴木の予言通り起こる殺人事件。
芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか。
神様シリーズ第一作。
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とても面白い小説だった。

事件の真相は果たして？そんなことを読んだ後もずっと考えてしまう、ミステリー好きにはたまらない結末だった。

神様の示す通り、真犯人はこの人なんだろうか、だけど、そこで行われていたことは何だったのだろうか。また真犯人の主人公に対する想いはどういうものだったのだろうか。

テンポよく淡々と語られる文章だからこそ、その余白をとても考えさせられる内容だった。

この本に出会えたことを、とても嬉しく思う。