黒夢 (文芸社文庫 と 1-2)
戸梶 圭太
文芸社
2017-06-05



Tairaオススメ度:★☆☆☆☆

----------
「ある県の山奥に、地図にも載っていない名前のない集落がある。
そこはネットで世間を激怒させるような不謹慎な発言や画像投稿などを行って社会的制裁という名の袋叩きにされたものが集まっているらしい」
――そんな噂を確かめるために、仕事なし、金なし、彼女なしの三人の若者が、失踪した義父の残した軽自動車に、缶ビールを載せて、深夜出発した。
クセになる、戸梶ワールド爆裂!!
----------

鞄の中には常に文庫本を入れておきたい。

先日、「星降り山荘の殺人」を読み終え、新しい本を手に入れたいところだけど、本屋に行く時間がなかなかなくて、さてどうしようかと思っていたところ、以前購入したけど読んでいない本があることを思い出した。

それがこの本。

最初、なぜ読まずに放置していたのか、その理由が思い出せなかったけれど、読み進めていくうちにその理由を思い出した。

それは、話の展開が唐突すぎる上に現実離れしすぎていて、話に全然入り込めないから。

物語の設定やコンセプトはとても面白いと思うけれど、物語に深みが全くないので、拍子抜け甚だしいというかなんというか。

文章が軽いおかげで、サラサラと読み終えることができたのが唯一の救い。

明日は本屋に行こうと心に誓った10月5日木曜日の夕方は少し雨が降っていて。