真実の10メートル手前
米澤 穂信
東京創元社
2015-12-21



Tairaオススメ度:★★★★★

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高校生の心中事件。
二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。
週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。
太刀洗はなにを考えているのか?
滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執―
己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。
日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。
優れた技倆を示す粒揃いの六編。
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どの物語も切なく心に悲しさが残る話だった。

淡々と明らかになっていく真実を静かに受け入れる。

真実を知った時に感じるのは清々しさではなく切なさ。

そんな六つの物語だった。

とても面白い本だった。