5人のジュンコ (徳間文庫)
真梨幸子
徳間書店
2016-06-03



Tairaオススメ度:★★★☆☆

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あの女さえ、いなければ――。
篠田淳子は中学時代の同級生、佐竹純子が伊豆連続不審死事件の容疑者となっていることをニュースで知る。
同じ「ジュンコ」という名前の彼女は、淳子の人生を、そして淳子の家族を崩壊させた張本人だった。
親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント……。
同じ名前だったがゆえに、彼女たちは次々と悪意の渦に巻き込まれていく。
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今ひとつスッキリしない内容だった。

伏線が張り巡らされているようでそうでもない、そんな印象を受けた。

僕の読解力が低いからなんだろうか、それとも飛行機の中というあまり集中できない環境で読んだからなのか、今ひとつ理解できないというか頭の中にスッキリ入ってこないというか、終始そんな気持ちのまま読み進め、そして読み終わった、そんな感じだった。

それでも、真梨幸子の相変わらずの迫力の文章にはぐいぐい引き込まれた。

スッキリしないけど面白い。そんな小説だった。