不死症 (実業之日本社文庫)
周木 律
実業之日本社
2016-06-03



Tairaオススメ度:★★☆☆☆

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究極のバイオハザードと――
怒涛のどんでん返し! !
メフィスト賞出身作家・周木律の新境地&渾身、一気読みホラーミステリー誕生。

ある県の山中にある大規模製薬会社・平成製薬の研究所で爆発事故が発生。
主人公・泉夏樹はガレキのなかで目を覚ましたが、彼女はすべての記憶を失っていた。
崩れ落ちた施設、くすぶる炎、視界をさえぎる煙とチリ……
何が起きたかわからないままその場を避難した夏樹は、同じく爆発から生き残っていた研究者の信と出会う。
彼もまた夏樹と同じ製薬会社の社員であったが、この事故の発生理由を知っているわけではないようだ。
ふたりの他にも、わずかながら生き残った人々はいた――
治験のバイトに来ていた羽田と小室井、警備員の蝉塚らとともに脱出を試みる夏樹と信。
しかし、彼女らの前にあらわれたのは人ならざる人――。
食人鬼と化したかつての同僚たちだった! ?
倒しても倒しても、立ち上り、肉をむさぼろうとする「ウェンディゴ」たち。
この研究所は、一体何を隠していたのか――! ?
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ゾンビものが結構好きな僕だけど、この物語は、肝心のゾンビの迫力や暴力性がすごく薄くて、何のためにゾンビを登場させたのか。少し残念な気持ちになりました。

ゾンビが発生した原因も、ゾンビものにはよくある話で新鮮味にかけるし、ゾンビとの攻防戦も全く物足りないし。

文章はとても読みやすかったので、ゾンビの迫力と残虐性をひと味もふた味も加えた形でブラッシュアップしたら結構良い小説になるのではないかと、偉そうに思ってみました。

そんな感想です。