王様のトリック (双葉文庫)
吉村 達也
双葉社
2010-12-15



Tairaオススメ度:★★☆☆☆

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大雪に閉ざされた山奥の「奇巌城」。
招待された老優・僧侶・英会話教師・推理作家・テニス選手の五人を待ち受けていたのは、真っ赤な部屋の壁に貼られた五枚のトランプと「王様のトリック」と題する死の宣告文。
“これから殺人劇の幕が上がる。犯人はふたり。
犠牲者の数は…未定”犯人が複数という前代未聞の雪の密室。
最初の犠牲者が出て、残された四人の心理ゲームがはじまった。
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話の展開が少し無理矢理と言うか、こじつけというか。

期待しすぎたのかもしれません。

犯人を二人と設定していたので、物語の序盤から中盤にかけては、誰が犯人なんだろうかとハラハラと読み進めていたばかりに、終盤の展開はガッカリというかなんというか。

最初から二人と提示するのではなく、犯人は一人なのか二人なのかを読者に想像させるに留めたほうが良かったのではないかと。

それでも久しぶりに推理小説を読んだので、楽しかったです。