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確かに誰に頼んで鳴らしてもらったゴングじゃない。
例えば季節のように、いつの間にか始まっていた戦いなのかもしれない。

しかも運やら縁やら才能やらといったふわついた、
しかし絶対的な事柄がどこまでも付き纏う
ちっともフェアじゃない戦いなのかも知れない。

だからと言って、不貞腐れて、もがきもせず、あがきもせず、
例えば季節のように、いつの間にか終わるのだけは
まっぴらごめんなんだ。

誰かが言ってた、”人生に勝ち負けなんてないんだ”と。
確かにそうなのかもしれない。
しかし、人生との戦いにおける勝ち負け、ニアリーイコール、
自分との戦いにおける勝ち負けは、やっぱりあると思う。

僕は絶対に負けたくないから、どんなに打ちのめされようとも、
また立ち上がって、またどこまでも拳を伸ばす。

ちなみに話は変わらないようで変わりますが、
ぼくは”人生に勝ち負けなんてないんだ”という人の人生に、
心を動かされたことは、一度たりとも、無い。
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竹原ピストルのうたを聴き何度心が震わされたことだろうか。何度励まされたことだろうか。

僕も、いつの間にか終わるのだけはまっぴらごめんだ。

そして、僕も絶対に負けたくないから、どこまでも拳を伸ばしてみたいと思う。

そんな人生を歩んでみたいと思う。