震える牛
相場 英雄
小学館
2012-01-31



Tairaオススメ度:★★☆☆☆

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警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。
初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。
田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。
ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。
偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。
田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化が事件に大きく関連していることに気付く。
これは、本当にフィクションなのか?
「地方」の現状を描くことであぶり出させる、日本の病巣!
衝撃のミステリーエンターテイメント大作!
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