グラスホッパーグラスホッパー
著者:伊坂 幸太郎
販売元:角川書店
(2004-07-31)
販売元:Amazon.co.jp
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Tairaオススメ度:★★★★★

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押し屋という職業の男が出てきます。
地下鉄の線路や交差点の車道に、相手を突き飛ばして、殺害するのが仕事です。
鯨、と呼ばれる男がいます。相手を自殺させるのを仕事にしています。
蝉という若者も登場します。彼は、ナイフを使い、依頼された相手を殺すのです。
さらに鈴木という名前の男も出てきますが、彼は殺し屋ではありません。
訳があって、この殺し屋たちの戦いに巻き込まれてしまいますが、彼の武器は、今は亡き妻との思い出だけだったりします。
いつもの僕の小説に比べると物騒な感じのお話になりました。
喜劇なのか悲劇なのか、オフビートなのかサスペンスなのか、ハードボイルドやアクション小説とも、ミステリーとも普通小説とも言いづらい、不思議な小説になったと思うのですが、読んだ方が面白がってくださることを今は祈るばかりです。
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