殺人勤務医 (角川ホラー文庫)殺人勤務医 (角川ホラー文庫)
著者:大石 圭
販売元:角川書店
(2002-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


Tairaオススメ度:★★

----------
中絶の専門医である古河は、柔らかい物腰と甘いマスクで周りから多くの人望を集めていた。
しかし彼の価値観は、母親から幼いころに受けた虐待によって、大きく歪んでいた。
食べ物を大切にしなかった女、鯉の泳ぐ池に洗剤を撒いた男。
彼は、自分が死に値すると判断した人間を地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と殺していく。
猟奇の陰に潜む心の闇をリアルに描き出した気鋭の衝撃作。
---------

読みやすい本ではありましたが、内容が少し薄く感じました。

殺人に至る動機についても、理解できなくもないのですが、その程度でこの仕打ちですか?という疑問もなくもないというか。

主人公を冷徹な殺人鬼として描きたいのか、歪んだ正義感をもった殺人鬼として描きたいのか、そういった物語の根底部分である重要なポイントが終始ブレているように感じました。

それでも、テンポ良い文体と起伏のある物語構成はとても読みやすかったので、この作者の他の本も読んでみたいと思いました。

今回は星2つでした。