マリアビートルマリアビートル
著者:伊坂 幸太郎
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-09-23)
販売元:Amazon.co.jp
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Tairaオススメ度:★★★★★

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元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。
狡猾な中学生「王子」。
腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。
ツキのない殺し屋「七尾」。
彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み―物騒な奴らが再びやって来た。
『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。
3年ぶりの書き下ろし長編。
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さすが伊坂幸太郎ですね。

とてもとても面白い小説でした。

独特の文体、登場人物の明確なキャラクター設定、登場人物の軽やかな会話、隙のない物語のプロット、等々、全てが完璧ではないかと僕は思います。

久しぶりに、睡眠時間を削ってまで続きが読みたいという本でした。

伊坂幸太郎の本は、村上春樹の小説同様、スタイリッシュというか洗練されたというか、僕自身が一つ成長したような、そんな心地良い読後感を体感することができるので、とても好きです。

伊坂幸太郎の物語に登場するような、そんな自分になりたいと心から思います。

やはり本を読むことは楽しいですね。