
著者:米澤 穂信
販売元:文藝春秋
(2010-06-10)
販売元:Amazon.co.jp
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Tairaオススメ度:★★
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「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。
とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。
それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。
いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。
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上記のあらすじを読むと、とてもとても興味をそそられますが、実際には内容の薄い取ってつけたようなミステリープロットばかりが盛り込まれた、中途半端な物語だったと僕は思いました。
動機の乏しい殺人、意味不明な人間関係、感情移入しづらいキャラクター設定、等々、何をもって謎としているのかさえぼやけてしまっているように感じます。
物語の設定自体は非常に興味をそそられますので、もう少し作りこんだ形で続編が出ることを期待したいと思います。
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