夏の滴 (文芸シリーズ)夏の滴 (文芸シリーズ)
著者:桐生 祐狩
販売元:角川書店
発売日:2001-07
おすすめ度:3.0
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Tairaオススメ度:★★

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瑞々しい少年小説の中に恐怖を孕んだ、絶賛のホラー大賞長編賞受賞作。
小学四年生のクラスで突如流行りだした「植物占い」。
クラスから一人、二人と姿を消す生徒たち。
子どもたちの背後で蠢く大人たちの歪んだ欲望とは?
選考委員激賞の日本ホラー小説大賞長編賞受賞作!
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今回手に取ったのは日本ホラー小説大賞受賞作のこの本です。

感想はと言いますと、まあまあ面白かったという感じです。

前半はミステリー的な要素がふんだんに盛り込まれていて、後半どのように展開していくのかと、結構楽しく読み進めることが出来たのですが、後半に入ると、あまりにも突然かつ強引にホラー的な内容へと展開していくので、読んでいる僕は、その流れに付いていけず、結果として物語に入り込むことも出来ず、読後感は物足りなさだけが残ってしまいました。

話の内容も、前半で、ミステリー的な要素をちりばめて盛り上げるだけ盛り上げていたにも関わらず、その要素の意味合いはそれ程奇をてらったものではなくて、それなら前半そんなに盛り上げなくても良かったのにと思ってしまいます。

ミステリーとして読ませるのか、ホラーとして読ませるのか、そのどちらかで構成していたらもっと面白かったのではないかと思います。

尻すぼまり感は否めない物語でした。

今回は星2つです。