空白の叫び 上
空白の叫び 上

空白の叫び 下
空白の叫び 下


Tairaオススメ度:★★★★

----------
久藤美也は自分の容姿や頭脳が凡庸なことを嫌悪している。
頭脳は明晰、経済的にも容姿にも恵まれている葛城拓馬だが、決して奢ることもなく常に冷静で淡々としている。
神原尚彦は両親との縁が薄く、自分の境遇を不公平と感じている。
〈上巻〉第一部ではこの3人の中学生が殺人者になるまでを、その内面を克明にたどりながら描く。その3人が同じ少年院に収容されて出会うのが第二部。過酷で陰湿な仕打ちで心が壊されていく中、3人の間には不思議な連帯感が生まれる。
〈下巻〉第三部。少年院を退院した彼らはそれぞれ自分の生活を取り戻そうとするが、周囲の目は冷たく、徐々に行き場をなくしていく。そして、再び3人が出会う日がくる。 少年犯罪を少年の視点から描いた、新機軸のクライムノベル。
----------