行きずりの街 (新潮文庫)


久しぶりにミステリー小説を読みました。
それがこの本。

さてその感想はと言うと、ううん何とも言い難い内容でした。
ハードボイルド小説特有の文体やテンポだからだろうか、冒頭ではあまり惹き付けられず、かと言って、調子良く進みすぎるストーリー展開にもなかなか付いていけず、結局最後まで物語に馴染めずじまいだったという感でした。

内容はと言うと、
その昔、高校教師が女子生徒と結婚したことで学校側から糾弾され教職を辞めさせられてしまう。そして現在、塾の講師となった元教師は、塾の元教え子が東京で行方不明になっているという話を聞き、東京へと探しに行くことに。久しぶりに出てきた東京では、昔結婚していた女性に会ったり、元職場の同僚と会ったり、元職場の不正を暴いたり、そんな訳で変な人達から狙われたり、元教え子がなかなか見つからなかったり、しかも最終的にはそれら全てのことが不思議にも繋がっていたり。
ざっくりと言えばこういう感じでした。

結論、この小説がどうこうというよりもやっぱりミステリー小説は面白い。とします。