グロテスク〈上〉


グロテスク〈下〉


年末にこの本を読みました。
読み終えた後に何とも形容し難い気持ちになりました。
その気持ちは、決して爽快であるとか軽快であるとか、そういう気分ではありませんでした。

そもそもこの本は、面白いとか面白くないとかそういう基準で判断するのには相応しくないのかも知れませんね。

お金持ちかお金持ちではないのか。
容姿が良いか否か。
天才か否か。
その禍々しくも明確な基準で成り立つ人間社会をまざまざと見せつけられた。
そんな内容でした。

また、そのような明確であった基準も年を経ることで果たして明確ではなくなり、一体何が良くて何が良くないのかさえも分からなくなる。そんな気分にもさせられました。

複雑なようで単純であり、そうかと言って単純に捉えると危うい目に遭うこともある。

結局何が言いたいのか僕自身もよく分かっていません。
そんな本でした。