新宿鮫


そしてまたまた先日の東京出張で読んだのがこの本。

ハードボイルド小説の王道中の王道ですね。
この本を読まずしてハードボイルド小説の何たるかを語ることは許されない。
僕の中ではそんな位置付けの小説でした。

読んでみての感想ですが、意外に洗練されている主人公に驚きました。
もっとクセがあって泥臭くて人間味に溢れた主人公を勝手に思い描いていたので、この物語に出てくる主人公の、洋服に気を使い、カッコ良くて、会話が洗練されていて、しかも元エリートという設定に、正直少しやり過ぎなのではとさえ思ってしまいました。

それでも、これらの設定は、僕の頭に一つのヒーロー像をつくり、徒党を組まず悪に立ち向かっていく姿はなかなか爽快でした。

肝心の内容ですが、いかにもシリーズ化されますという流れが所々にちりばめられていましたので、もう少しコンパクトにまとめてほしかったなってのが僕の偉そうな感想です。
それと出世を諦め皆から疎まれていた上司が突然ヒーローになる姿も少々強引すぎるかなと思いましたね。

とかいろいろ言いながらも結構好きな作風なので別のタイトルも挑戦してみたいなと思いつつ。