新宿鮫
そしてまたまた先日の東京出張で読んだのがこの本。
ハードボイルド小説の王道中の王道ですね。
この本を読まずしてハードボイルド小説の何たるかを語ることは許されない。
僕の中ではそんな位置付けの小説でした。
読んでみての感想ですが、意外に洗練されている主人公に驚きました。
もっとクセがあって泥臭くて人間味に溢れた主人公を勝手に思い描いていたので、この物語に出てくる主人公の、洋服に気を使い、カッコ良くて、会話が洗練されていて、しかも元エリートという設定に、正直少しやり過ぎなのではとさえ思ってしまいました。
それでも、これらの設定は、僕の頭に一つのヒーロー像をつくり、徒党を組まず悪に立ち向かっていく姿はなかなか爽快でした。
肝心の内容ですが、いかにもシリーズ化されますという流れが所々にちりばめられていましたので、もう少しコンパクトにまとめてほしかったなってのが僕の偉そうな感想です。
それと出世を諦め皆から疎まれていた上司が突然ヒーローになる姿も少々強引すぎるかなと思いましたね。
とかいろいろ言いながらも結構好きな作風なので別のタイトルも挑戦してみたいなと思いつつ。
そしてまたまた先日の東京出張で読んだのがこの本。
ハードボイルド小説の王道中の王道ですね。
この本を読まずしてハードボイルド小説の何たるかを語ることは許されない。
僕の中ではそんな位置付けの小説でした。
読んでみての感想ですが、意外に洗練されている主人公に驚きました。
もっとクセがあって泥臭くて人間味に溢れた主人公を勝手に思い描いていたので、この物語に出てくる主人公の、洋服に気を使い、カッコ良くて、会話が洗練されていて、しかも元エリートという設定に、正直少しやり過ぎなのではとさえ思ってしまいました。
それでも、これらの設定は、僕の頭に一つのヒーロー像をつくり、徒党を組まず悪に立ち向かっていく姿はなかなか爽快でした。
肝心の内容ですが、いかにもシリーズ化されますという流れが所々にちりばめられていましたので、もう少しコンパクトにまとめてほしかったなってのが僕の偉そうな感想です。
それと出世を諦め皆から疎まれていた上司が突然ヒーローになる姿も少々強引すぎるかなと思いましたね。
とかいろいろ言いながらも結構好きな作風なので別のタイトルも挑戦してみたいなと思いつつ。
コメント
コメント一覧 (2)
「新宿鮫」は恥ずかしい話、実は未読なのです。
ドラマ化された後に知ったので(見てないくせに)なかなか手が伸びずでした。
配役を知ってしまったために(見てないくせに)自分の中のイメージが形づくられるのに抵抗があって。
先に読んでおけばよかったのになぁと思います。
シリーズ化されてるって事は相当面白いんだろうなぁなんて。
大沢作品は女性が主役の「撃つ薔薇」しか読んでません。
ハードボイルドは嫌いじゃないんですよ。
チャンドラーが好きでしたし、今野敏などの刑事ものにもハードボイルドの匂いを少し感じたりして好きですし、また読んでみたいなぁと思っています。
乾いた文体が好きなのです(自分もそうでありたいと思いつつ…)。
オススメありましたらまた紹介して下さいネ。
でも正直言うと、僕はミステリーの方が好きですね。
ハードボイルドも悪くはないのですが、ミステリーの緻密さを知ってしまうと、どうしてもハードボイルド小説に物足りなさを感じてしまいます。
と偉そうに言うほどハードボイルド小説を読んでいないのでかなり偏ったものの見方で恐縮ですが。
でも祥さんの言う、乾いた文体が好みっていうことは分かりますね。その方が颯爽としている感も増しますし、なんと言ってもスタイリッシュな雰囲気にまとまりますよね。
これからもミステリー7、ハードボイルド2、その他1くらいの割合で読んでいきたいと思ってます。