
この間東京に行った際に読んだのがこの小説でした。
いやいや面白かったですよ。この本。
僕がこれまでに読んだ綾辻さんの館シリーズでも十角館の次に面白かったと思います。
密室かと思わせておきながら実は館に仕掛けが施されていて密室ではなかった、というある意味禁じ手的なトリックが使われることも無く、真っ正面から提示された謎を推理していくというミステリー小説の醍醐味を思う存分に味わうことのできる内容でした。
過去と現在の同じ月日に起こった殺人事件。巧妙な文章トリック(例えば文章の主語の違い等々)。いかにもいわくありげな登場人物達の怪しげな言動。
これぞ本格ミステリーといった内容ですね。
面白かったです。
ちなみに僕は、この小説の犯人、トリックをほぼ当てることができました。
楽しさもひとしおです。
コメント
コメント一覧 (2)
今度は例の「水車館」!
そうそう。犯人もトリックもわかっちゃうんですけど、
綾辻独特のあの幻想的な雰囲気が好きでした。
中村青司って一体どんな人なんでしょうね。
館シリーズの中では私もコレはかなり好きです。
綾辻さんの小説の独特の雰囲気に、僕はすっかり虜ですよ。:-)
読みやすいし、登場人物の数も把握しやすいし、情景描写もわかりやすいし、と三拍子揃ってて僕は結構好みですね。
なので、もう少しこの館シリーズは読んでみたいと思っていますよ。