鳴風荘事件 殺人方程式II


「年度始めでバタバタしてまして。」
とか偉そうに一丁前なことを言ってみたりしてみたりの4月もそろそろ終わりでして、気が付けばしばらく本を読んでいなくて、それならばと先日手にしたのがこの本。

この本を選んだ理由は、謎解き(犯人探しと犯行のトリック)を”読者に挑戦”している本であったから。

その挑戦受けましょう。
と意気込んで読み進めてはみたものの、僕が犯人ではないかと予想していた人が途中で被害者になってしまったものだからさあ大変。

もう一度最初から読み直しだ。と少し思ってはみたもののやっぱり面倒なんで解答編を読み進めることに。

ふむふむなるほど、いや僕もそこまでは検討付いていた訳なんだよ。
あああやっぱりそういうことでしょ。そしてそうくるよね。
とか言い訳がましく自分を励ましつつ。

結局はしてやられた。という感じです。
面白かったです。

とにかく斬新なトリック。という訳ではないので謎解きの感動は薄いのですが、その分もうちょっと考えれば分かったのになという悔しさが倍増します。

それにしても、ミステリー小説の主人公はだれが書いても飄々としてて博識で洒落てますね。
いつかは僕もそんな男になりたいと思いますよ。いやほんとに。