THE WORLD IS MINE


先週の土曜日は”第五十夜”で書いたTHE BEATLE CRUSHERのライブに、そして日曜日は”第百四十六夜”で書いたHiFANAのライブに行ってきました。

土曜日のビートル・クラッシャーのライブでは、同じ地元出身のバンドという事もあり、沢山の友人や知り合いも応援に駆けつけていて、とてもハッピーな夜を過ごす事が出来ました。
ビートル・クラッシャーのライブを見たのは3、4年振りだったのですが、安定した演奏とライブを盛り上げるパフォーマンス等に、より一層の厚みが増し、また、ロカビリーをベースにしながらもポップでキャッチーなメロディーを重視した軽やかな曲や、一転してマイナー調を基調としたサイコビリー的な”男臭い”曲等、曲の幅もより広がり、1時間30分の演奏時間がとても短く感じました。

もちろん、僕も久しぶりに大騒ぎして、回りの若い人達に若干引かれつつも、それでも十分に楽しませてもらいました。

そして、ビートル・クラッシャーの余韻残る日曜日もHiFANAのライブに行ってきました。
ライブ会場となるクラブの開場が午後9時とあったので、少し早いかなと思いながらも10時30分頃に入ったのですが、なんとまだイベント自体が始まっていない。え?
会場には僕を含めても10名居るか居ないか。延々トランスが爆音で流れるフロアーにはもちろん誰も踊っていないし。
やっとイベントが始まったのが11時過ぎで、ヒップホップDJやバトルDJによるパフォーマンスにも気もそぞろ。(実際には、結構ナイスなDJ達で、違う日にゆっくりと聴いてみたい内容でした。)

そんなこんなで、お待ちかねのHiFANAが登場したのが午前1時少し過ぎ、「ウウォー!」ととりあえず叫びました。そして「ウキャー!」とか。

いろいろな音楽雑誌で絶賛されている彼らのパフォーマンスは、壮絶で超絶でしかもユーモアに溢れていて、形容のしようがないくらい素敵でした。
これがホントにMPCからリアルに飛び出す音なのか?と疑わずにいられない程に安定したビート、ドラム、ベースそしてボイーン。しかも彼らは、時には1台のMPCを二人交互に体を入れ替えながら打ち込みビートを作り出す。回転ですよ。クルクルって。

いやもうホントに行って良かったです。最高でした。
気が付けば、隣で踊っていたヒップホップ君と肩を組み、Tシャツを売っていたお兄さんに100円まけてもらい、チケット売り場のお姉さんと固く握手を交わし、午前3時前に会場をあとにしました。

こうして僕は、自分で言うのの何ですが、なかなか素敵な休日を過ごす事が出来ました。

そして、激しい休日を過ごした僕は、リラックスムード漂う柔らかい曲が今日は聴きたくて、選んでみたのはくるりのこんな曲だった。

この曲を聴きながら、ビートル・クラッシャーのライブで久しぶりに会った友人達との高校生の頃の日々を何となく思い出しながら、今更ながら友達って良いよなって思ってみたり。