逃亡作法―TURD ON THE RUN


最近、本を読む時間を大切にしていて、仕事のお昼休みや、眠る前の時間等々、時間を見つけてはずっと本を読んでいます。
勿論ミステリー小説。

そんな中、「第3回このミステリーがすごい!」の銀賞を受賞したこの本も読んでみました。

感想を一言で言えば、「もうちょっと。」って感じです。
もうちょっとストーリーに深みがあれば。もうちょっとストーリーにテンポがあれば。もうちょっと登場人物に魅力があれば。等々。
面白くない訳ではないのですが、僕的には、全体的にもうちょっとパンチが欲しかったなって思います。

しかも、”今日の一冊 「煙か土か食い物 - 舞城 王太郎」”で文章による猛烈なスピード感を体験した僕としては、この小説の一番の魅力であろうテンポ良さに物足りなさを感じずにはいられませんでした。

それでも、死刑制度が廃止された近未来の日本を描いた世界感はそれなりにリアリティがあり、ひょんな事から刑務所を脱走することが出来た犯罪者達の行き場を小気味良い展開で描いていて、結構ハラハラしながら読み進めました。

舞城 王太郎を読む前に読むと、もうちょっと違った味わいだったかもしれないな。と今更ながら思ってみたり。