山之口貘詩文集

昨日、高田渡さんの「生活の柄」という曲を記しましたが、この曲の詩は沖縄出身の詩人山之口貘が作詩しています。

今日もこの人の詩を一つ紹介したいと思います。

僕はこの詩に柔らかい優しさを感じます。

それと僕はまだ聴いた事が無いのですが、高田渡さんが監修した”獏 詩人・山之口獏をうたう”というCDで、この詩を高田渡さんが歌っているようです。


「夜景」

あの浮浪人の寝様ときたら

まるで地球に抱きついてゐるかのやうだとおもつたら

僕の足首が痛み出した

みると、地球がぶらさがつてゐる